相続の総額を求める(相続対策大百科vol.20)

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熊谷市のファイナンシャルプランナーの

阿久津和宏です。




税額の確認の手順

税額確認の手順は以下のとおりです。

以下のステップに沿って見ていきましょう。

①遺産総額から基礎控除を引き、課税遺産総額を確認する

②相続人それぞれの取得価格を確認する(分配割合を確認する)

③相続人それぞれの税額を相続税速算表を用いて確認する

④相続人それぞれの相続税額を合計する

 

課税財産の総額を確認する

①これまでお話してきた手順で、遺産の総額を確認します

②基礎控除額を確認します。

基礎控除の計算式は以下のとおりです。

3000万円+(600万円×相続人数)

例えば相続人数が3人であれば、

例)3000万円+600万円×3人=4800万円

となります。

 

例えば、遺産総額が1億万円だったとすると、

例)1億円ー4800万円=5200万円

ということで、

課税財産は5200万円ということになります。

相続人それぞれの取得価格を確認する(分配割合を確認する)

取得価格を確認するのですが、分割協議で指定されている場合もありますが、

ここでは、法定相続割合でわけることにします。

法定相続とは、民法で決められた、法律上、こうやって分けたほうがいいですよ、

という割合のことです。

どんな割合か?というと、以前お話した、優先順位によって異なりますが、

ここでは、相続人を配偶者と子2人とみなして確認していきましょう。

この場合の分割割合は、

配偶者2分の1,子供2人合計で2分の1となります。

つまり、

配偶者:2分の1、子供A:4分の1、子供B:4分の1

ということになります。

コレどおり計算すると、取得価格は、遺産総額が4600万円ですので、

配偶者:5200万円×(2分の1)=2600万円

子供3人合計:5200万円×(2分の1)=2600万円

子供1人あたり:1300万円

ということになります。

これで、それぞれの取得価格がわかりました。

次に相続税速算表を用いてそれぞれの税額を計算してみましょう。

相続人それぞれの税額を相続税速算表を用いて確認する

相続税速算表は、国税庁のHPで確認できます。こちらです。

【平成27年1月1日以後の場合】相続税の速算表
法定相続分に応ずる取得金額 税率 控除額
1,000万円以下 10%
3,000万円以下 15% 50万円
5,000万円以下 20% 200万円
1億円以下 30% 700万円
2億円以下 40% 1,700万円
3億円以下 45% 2,700万円
6億円以下 50% 4,200万円
6億円超 55% 7,200万円

詳しい計算は、この表に基づいて計算します。

簡単に確認していきましょう。

配偶者:2600万円×10%=260万円

子供1人あたり:1300万円×10%=130万円

となります。

相続税の合計額は

520万円ということになります。

知っておきたいこと

ここでは法定相続割合で確認をしましたが、実際には

法定相続分にこだわることなく、遺言等で法定相続人以外の人に遺産をわける場合もあります。

しかし、まずは、

実際のわけかたとは関係なく、

一旦法定相続分で分割して、各相続人の取得価格を出すようにし、

最後にその税額を合計するのがポイントです。

ここまでよろしいでしょうか?

今どんな立場に置かれているのかどうかによると思いますが、

相続税がかかるのかどうなのか?

わかったのではないでしょうか?

基礎知識的な話はこのあたりでまずはストップして、(まだまだたくさんありますが)

次回からケーススタディや実際の効果的な対策方法をお話していきたいと思います。

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