相続対策は「財産リスト」から(相続対策大百科vol.22)

熊谷市のファイナンシャルプランナー阿久津和宏です。

相続対策と言っても何を最初にやったらいいのかわからない・・・

  • 遺言は必要だ!
  • 節税対策をしないと!
  • 納税はどうやってするんだ!

など知識を少し入れれば入れるほど、ハラハラしてしまって、実際のやるべきことが後回しになるケースもよく有ります。

もちろん上に上げた全ては重要な事ですが、その前に、

前にもお話していたとおりですが。

だれに相続するのか?(だれが相続するのか?)

・何が相続するもの(財産)なのか?

・税金はかかるのか?

・かかるとしたら納税はどうする?

この流れは忘れてはなりません。

今回は、そのスタートである、「財産の確認」

ということになります。

財産と言っても多岐にわたります。ですので、

少しだけ時間を取って、まずは確認しておくことで、

あとで

アレもそうだ!コレもそうだ!

となっても慌てることがないように(なくなってしまっては慌てることが出来ませんが)

すんなりと、相続ができるようにしておきましょう。

一覧表は、見本を置いておきますので、そちらを参考にしてみてくださいね。

作成の手順をシンプルにお伝えしていきます。

用紙としてご要望の方は、お気軽に一番下のお問い合わせからご連絡ください。

どんな財産があるのか?一覧表を作成しましょう

一覧表を作成するにあたって、まず、

「本来の相続財産」「みなし相続財産」に分ける必要があります。

その前に、用語の確認から行きましょう。

「本来の相続財産」とは、プラスの財産とマイナスの財産、すべてのことを言います。

 が、「みなし相続財産」と分けて置かなければなりません。

では、「みなし相続財産」って何なんですか?という話になりますが、

生命保険の死亡保険金や死亡退職金のことです。

なぜわけるのか?と言いますと、これらは、受取人固有の財産です。

通常、遺言書がなければ、法定相続人が相続することになりますが、

死亡保険金や死亡退職金は、当事者が死亡した場合、

受取人固有の財産となるため、法定相続人かどうかは関係ない

ということになります。

(保険であれば契約する時等に受取人を指定しますよね。あれです)

ということで、これを相続財産にいれてしまうわけに行かないので、

本来の相続財産とみなし相続財産にわける、

ということになるのです。

(みなし相続財産については、また別の機会でもお話しますが、

 そういうものなんだと思っておいてくださいね)

さて、話を戻して、それぞれの書き方、確認方法をお話します。

「土地」や「建物」などの「不動産」

本来の相続財産のうち、「土地」や「建物」などの「不動産」は、

登記事項証明書や固定資産税納税通知書などを見ながら、所在地や面積を記入します。

借地権も、相続財産となりますので、、借地があれば書き出します。

※借地権とは・・・

借地借家法上の概念で、建物の所有を目的とする地上権または土地賃借権をいう(借地借家法2条1号)。なお、借地権の付着した土地の所有権底地と呼ばれる。

登記事項証明書はこういうものです。

法務局で入手します。(オンラインでも手続きができます→法務省HP

株などの有価証券

銘柄・種類・口数の確認

(評価額は変化しますが、その調べ方はvol.16で解説しています。)

金融資産の評価額を調べる(相続対策大百科vol.16)vol.16でも解説しています。

 

預貯金

預金種類、満期日と取引先銀行名(支店名)

種類が多い場合は、銀行毎に表などをつけておくか

取引明細を貼り付けておきましょう。

ゴルフの会員権や自動車、高価な美術品など・・・

こういう話になると、

コレくらいはいいでしょうとかの話になる場合もありますが、

ここでは、判断不可能ですので、(突然価値が上がるものも会ったりします)

あるものはすべて記入しておきましょう。

これに限ったことではありませんが、わからないもの、評価額が曖昧なものは、

現時点の評価を専門家に依頼しておくのも必要です。

債務について

契約日、残高、借入先、保証人となっている場合は、契約書等に記載されている事項も必要です・

みなし相続財産について

金額や受取人を記載しておきましょう。

(生命保険で外貨建ての生命保険の場合は、外貨建ての金額でひとまず書いておきましょう。米ドルであれば●●米ドルと)

死亡退職金については、勤務先の退職金規定で決められていますので、

わからない場合は、ご勤務先に確認する必要はあります。

ここで、ポイントがあります。

・生命保険の受取人が契約時から変更していない場合等あるかもしれません。

 再度妥当かどうかは確認をしておきましょう

・生命保険は、本来の相続財産に加わる場合もあります。それは、被保険者(だれにかけている保険なのか?)

 がご本人(被相続人)でないケースです。

 合わせて確認が必要です。まとめるのは大変かもしれませんが、証券と契約内容のわかるもの、は

 保管しておきましょう。なければ保険会社に問い合わせておきましょう。

この一覧リストは、ここでは相続というキーワードでお話していることですが、

実は、今後の生活設計にも大きく役立つものです。

当事務所でのライフプランでもこの程度までは確認して対策を打つ方も大勢いますので、

きちんとやっておくことをおすすめします。

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阿久津 和宏

阿久津 和宏

身近で頼れる相談員を 目指しています。 栃木県生まれ、埼玉県在住、妻、子供2人の4人家族。 群馬県の高崎経済大学を卒業後、 株式会社セブンーイレブン・ジャパンに入社。 入社1年目よりスタッフの育成・管理業務を任され、2年目、 直営店店長を経て、9店舗を担当する店舗経営指導員という立場で、お店の売上・利益の向上を目的とした、カウンセリング業務を担当。「評論家でなく実務家たれ」 が会社のモットーで今も受け継いでいる。 入社7年目に、3商材でセブンイレブン経営指導員1500人の頂点となるも、売上が上がっても手取が存分に増えない加盟店オーナーサンたちの役に立てないか!?という想いをきっかけに、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、セブンイレブン在籍時にFP3級を受験。その後、ご縁あって、国内大手金融機関に転職を経て、独立。 独立系ファイナンシャルプランナーとして、売上はあるけどお金が残らない中小企業経営者・高齢化の中で、にわかに頭を悩まされている人が急増中の相続、なかなかお金が貯まらない・・・という会社員・OL向けに、『役立つ』でなく『今すぐ使える』に焦点を当てたセミナー、カウンセリング活動を展開。各分野で高評価を得ている。営業やカウンセリング業務の経験を活かし、 学校の先生や店舗経営に携わる方向けのコミュニケーションセミナーも好評。 セミナー開催回数:159回(2016年8月1日時点)