<サラリーマンが月1万円の手取りを増やす方法>

2020年4月、新型コロナウイルスにより、生活が一変している方も多くいらっしゃると思われます。よって、そのような話も加味した上で追記しましたので、よろしければ御覧ください。
この記事はは「稼ぐ」系の話ではありません。制度的な話です。
INDEX
手取りを増やす方法
ここに、貯蓄や投資スキルを加えればもっと、ということになりますが、
大本のお話、
サラリーマンが月1万円の手取りを増やす方法
をお話していきたいと思います。
「手取り」
と聞いて何のことを言っているのかわからない、と言われそうですので、
まずは手取りという言葉を、どういう意図で言っているのか?についてお話します。
給料が入りますが、
よく
「額面」と「手取り」というお話をしますが、そのお話です。
「給与支給総額」を額面、と表現したりしますが、そこから、
「所得税」「住民税」「社会保険料」などを差し引かれ、
あなたの銀行に振り込まれていると思います。
この手取りのことですね。
どうやって手取りが増えるのか?といえば
・給料が上がる
・所得税が減る
・住民税が減る
・社会保険料が減る
のどれか、ということになります。
コレを体感できるのは、
年末調整や確定申告で税金の還付を受けた時かもしれませんが、
実はそのタイミングで色々知っているか知らないかで得もすれば損もします。
サラリーマンもOLも確定申告で税金を還付することが出来たり、翌年の住民税を減らすことだって出来てしまうわけなんです。
所得控除で手取りを増やす
例えば、ですが、
住宅ローン減税
とか聞いたことありますか?

住宅ローンを一定の要件で組んでいる人は所得税を一定額お得にしますよ、
というやつです。
みなさんが身近なところでは
「生命保険料控除」
これは生命保険の一定金額を所得から控除し、まあ、税金を軽減しますよ、と言うものです。年末調整でコレを申告することで、12月の給料がちょっと調整されて増えたりする事があるのは、こういうことなのですが、、、

それ以外にもたくさんあるんですよね。
よく聞く話から行くと、
「医療費控除」
年間10万円以上の医療費がある場合は(保険等で受け取ったものを差し引いて)
所得控除といって所得から引くことができる(つまり税金が安くなる)制度です。
「雑損控除」
何ていうのもあります。災害などで損害が合った場合、やはり損害分を所得から引くことが出来て、税金が軽減されたりします。
コレは結構申告したら良かったのに・・・
という人過去にもたくさんいますが、5年間は追加で申告でき、還付も受けることが出来たりします。
※「還付」とは、確定申告をして、源泉徴収(給与から差し引かれた税金)と実際の納税すべき額の差額の税金を戻してもらう、という意味です。
で、実はもっとも効果的なことがあるんです。
社会保険料も減るある「企業型」確定拠出年金
それが、
「小規模企業共済等掛け金控除」
と言うものです。

え?私に関係あるの?
そんなふうに思う方のほうが多いかもしれませんが、
実はあるんです。
あまり知らない方も多いのが現実ですが、最近では浸透しているように思えます。
もっとも、この記事を読んでいる意識の高い方はそうでもないかもしれませんが・・・
確定拠出年金(iDeCo)
などが身近です。
この掛け金をすべて所得控除出来、払った分を所得から引いて税金を軽減できたりします。
会社で「企業型」という方で準備されている方は、なんとこの制度を利用すると「社会保険料」まで安くなったりするので、税金や社会保険料の出費が減るので、実質的な手取りは増加します。
例えば年収が500万円くらいの奥さんとお子様がいるご家庭ですと、
月5万円確定拠出年金で積立をした人と、自分で銀行などで積立をした場合、
運用益はプラスでもマイナスでもないと仮定した場合、
確定拠出年金で積立した人の場合、約10万円手取りが増える計算です。
すごくないですか?
なぜかといえば、
払った掛け金がすべて所得から引かれるからです。
「投資信託」で増やすとか、「年金保険がいい」とか色々な話をするFPがいますが、
実はこういう制度を使うと更にいいこともある、
というお話です。
是非調べてもらったらいいと思うのですが、バランス第一です。
しかしながら、確定拠出年金は、いざというとき引き出せないというデメリットもありますので、家計のバランスを加味して掛け金を決めていきましょう。(掛け金は途中で変更も可能です)
是非参考してもらえたらと思います
以下追記
とはいえ、所得控除というのは、実質的には、手取りが増えているわけでもありません。
2020年4月に追記していますが、今はそんな事考えている余裕はない!
という方も多いのではないでしょうか?
今後は、
個人事業主や小規模企業の社長のコンサルティングの際にお話することと同じようなことが求められる時代かもしれません。
なぜなら、お勤めの会社があなたを守ってくれるとは限らないからです。例えばテレワーク。勤務時間はガッチリ管理されますので、「残業」は減ります。するとあなたの給料は減る可能性がありますし、
サラリーマン時代の私がそうでしたが、意外に「休日出勤」は馬鹿にできませんが、そんなのも減ります。
もしかすると、テレワークの延長線上に、「雇用」ではなく「業務委託化」という話も浮上しかねません。(強制されることはないと思いますが・・・)
※雇用契約に基づいて給料をもらうのではなく、業務委託契約に基づいて報酬をもらう形。給与所得者→個人事業主になるという形です。会社は余計にあなたを守らなくなりませんが、報酬は若干増える可能性はあります。
自分で、以下のことをできるようになっておくことに越したことはありません。それは、
①収入を作る
②経費を削減する
③節税する
④資産を保全する・必要なときに使えるお金を作っておく
です。
詳細は別の記事に記載していますが、大まかに言います
①収入を増やす
→バイトしてください、みたいに書いている記事もありますが、今は外に出ちゃだめですから、インターネットを活用しよう。ということで、おすすめは「ココナラ」「タイムチケット」です。あなたの仕事の延長線上、趣味の延長線上にあなたが収入に変えられるヒントが有るはずです。リンクからまずは確認してください。
収入に変えられたときの喜びを想像しながら、まずは着手してみましょう、困ったときはお問い合わせください。
②経費を削減する
個人も相談を受けますが、サラリーマンの方は経費削減に対して「なめている」人が多いです。言い方悪いですね。軽視している方が多いです。
でも、資金が不足する前に「経費削減」に目を向けられる人は、お金が残ります。
「何をすればいいんですか?」「みんなどうしているんですか?」というのがよくある質問ですが、下記のことをまずはすることだと思います。
①家賃
②住宅ローン
③スマホ代
④ひかりでよいか?検討する・ADSL・ポケットWi-Fiという選択肢も・・・
⑤電気代
⑥ガス代
⑦ガソリン代
⑧クルマそのもの:リース・カーシェア・所有、さてどれが良い?か考える。カーシェアはガソリン代すらかからない・・・
⑨プリンタ
⑩生命保険・・・貯金に生命保険は全く向かない、と私は思っています。使いたいときに使いにくい・・・
⑪火災保険の見直し・自動車保険(リース・シェア?)
などなど
できることはたくさんあります。これらをライフプランに載せて検証すると、驚くべきBeforeAfterを見ることができるかもしれませんよ。
③節税する
長くなるので、簡単に言いますと、個人事業主や社長と同じことをすればいい、です。今更副業禁止の会社もそう、多くないでしょう。であれば、これが可能です。
詳しくは、記事をちょっと先になるかもしれませんが、アップします。
④資産を保全する・必要なときに使えるお金を作っておく
困ったときのためにためておこう、という話ですが、「銀行」のみ、おいておいては価値を目減りさせますし、おろしやすいのでたまりません。
そこで工夫をこらす必要があります。ここではやってはいけないことが③つあります。
1.貯蓄用の保険の割合を3分の1以上にすること
2.銀行にのみおくこと
3.確定拠出年金と積立NISAにのみ目を向けること
どこかに書きましたがバランスです。
今から家計を立て直したい方・これからもっとパワーアップさせたい方は、お気軽にご相談ください。
各種レポート
長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。