こんにちは、ファイナンシャル・アドバイザーの阿久津和宏です。
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保険料を猶予します、という措置
多くの保険会社で、保険料の猶予期間を伸ばしますとか、猶予します、といった措置をとっているようです。
多くの、というのは果たして知っている範囲で、ということにはなりますが、(全体把握していないのでどこが、といった個別名は割愛させていただきます)
もしその提案に乗って猶予するなら、考えておいたほうが良いことを簡単にまとめました。もう少し詳しく・・・という方は、「無料オリエンテーション」よりご相談ください。
私が把握している範囲で、保険料を猶予したいと考えている方はこんな方が多いですが、あなたはいかがですか?
●貯蓄性の保険に加入している
●今解約すると保険料に対して大きくマイナスになってしまう
●しかし支払いを続けていけば銀行よりも有利に資産形成ができる
●そして保障もあるので、保険が無くなるのは怖い・・・
その他、
契約者貸付等できないか?少し検討している方も多いのではないかと思います。
掛け捨てで安い保険なら猶予せず(猶予期間は保険金や給付金の対象です)になるべく払ったほうが良いかもしれませんが、そうでないなら、猶予しても特に問題の解決に繋がりにくい可能性があります。
ではどうするか?
状況やご年齢や性別にもよるところではありますが、多くの場合このような問題で解決します。
①保障を継続したいなら「掛け捨て」の保険に切り変える。
まずは「終身保険」などの比率が高い方は「収入保障保険」(死亡したら保険金が出る)や「所得補償保険」(働けなくなったら保険金・給付金が支払われる)などに切り替えることです。
保険の良いところは、一定年数払ったとき、解約したら帰ってくる金額がある程度予測がつくことですが、
良くないところは、短期であれば特をすることがないということです。まず、払っているうちは払った金額を上回って解約金が発生する可能性は少ないでしょう。
また、一部引き出すこともできます。これを契約者貸付、といいますが、これにも貸付利率が発生します。最近では外貨建ての保険が多いと思いますが、会社により異なるので、詳細はご自身で担当者に確認してほしいのですが、「4%」ほどかかります。
2008年リーマンショック、2020年コロナショック、と、、、
このような経済危機が10年に1回あったら、気長に考えれば・・・とか言っている場合じゃなくなる、と思われる方も多くなるでしょう。
もしそう思うなら、まずは、「貯蓄性の保険」→「掛け捨ての保険」の対応をとったほうが良いですね。
②今までの掛け金ー掛け捨ての保険の差額を「別の場所」で積み立てる。
結論から言いますが、「外貨建ての保険」は一部の商品や、時期、を除いて全く有利ではありません。
ですから、べつの方法を取るという選択肢もあります。
先程保険の良いところは、先々が見えやすいという話をしましたが、先々が明確になっている積立投資もあります。
例えば15年の積み立てで、積立額の140%を保証するタイプや、積み立てた金額に3.5%の利息を追加し続けていくものもあります。解約時の条件等はそれぞれ違いはありますが、保険も投資もそうですが、「長期」が原則、ですので、そういった観点からすれば、最悪と最高を想定して自分だけの今と将来を守る作戦をねっていく必要はあると思います。
③資産の状況と今後のキャッシュフローを確認しましょう
そして、同時に、ライフプラン表や保険会社の営業マンが行う「ライフプラン」ではなく、自分で、(私もお手伝いしますが・・・)いろんな想定を盛り込んで試算しておくことは不可欠です。
と私は思っています。(できるところまでやっておくことは必要でしょう)
例えば、、、、
・物価上昇率
・給料の上昇・下降
・働き方・・・
それぞれ上げればきりがないですが、働き方も大きく変化すると思われますし、物価は上昇するものです。いきなり上昇するのが怖いのですが、今の現状を冷静に確認すると、藤巻健史さんのいう話も現実味が帯びることもあります。(そこまで考えることではありませんが・・・)
※参考になるかもしれない動画(時間あるときに開いてください)
何をしたらよいかわからない方・不安な方はこちら
