
国民健康保険料の負担で悩む自営業者必見です! もしも国民健康保険料を“ガツン”と大幅に削減できて、国民年金保険料も所得税も安くできたとしたら、どうしますか?

《 横浜市在住、自営業者Aさんからの相談 》
38歳の自営業で国民健康保険に加入しています。家族3人で申告所得350万円程度。国民健康保険料が年間660,000円で衝撃を受けています。私と嫁の国民年金保険料も併せると年間100万円を超える支払いで、冗談抜きで、このままでは国民健康保険に殺されてしまいます。もうすぐ2人目が生まれますが、さらに高くなるかと思うと恐ろしいです。以前は都心 に近い賃貸マンションに住んでいたのですが、家賃が高いので最近になって郊外の賃貸マンションに引っ越しました。 けれど、市町村(自治体)によって保険料が違うようで引っ越してから国民健康保険料がアップしたので、家賃の差額分なんて吹っ飛んでしまいました。今となっては何のために引っ越したのかと後悔しています… バカ高い国民健康保険料、何とかならないものでしょうか? 調べてみると、減免や減額制度なんていうのがあるようですが、どれもこれも普通に商売していたら使えない制度ばかりです。やはり対策としては申告所得を意図的に下げるくらいしかないのでしょうか。
国民健康保険料の削減が難しい理由
所得税や住民税については「所得控除」を増やすことで節税を図れます。しかし、国民健康保険料では「所得控除」を増やしても何の意味もありません。すなわち、抜本的な保険料削減策がないのです。このことが重い保険料負担で自営業者を悩ましている原因です。 例えば、事業所得600万円だとします。所得税・住民税ならそこから基礎控除・配偶者控除・国民健康保険料負担分・国民年金保険料負担分・青色申告特別控除などの所得控除を差し引いて計算します。従って、仮にこれらの所得控除の合計が600万円なら課税所得ゼロとなり、所得税や住民税については均等割の部分を除いてほぼ「無税」となります。 ところが、国民健康保険料は違います。所得から控除できるのは基礎控除33万円のみ。残りの567万円(事業所得600万円-基礎控除33万円)を所得として計算しますので、かなりの高額な保険料負担を強いられてしまいます。場合によっては、所得税・住民税はゼロでも国民健康保険料については上限の年間93万円支払うケースもあるわけです。 このように国民健康保険の場合は適用される所得控除が基礎控除だけですから保険料を削減するには元の所得をできるだけ低く抑えるしか方法がないのです。
- 収入 - 経費 = 所得 … 国保・消費税・事業税は「所得」に対してかかる
- 所得 - 所得控除 = 課税所得 … 所得税・住民税は「課税所得」に対してかかる
では今後もこの高額な保険料を、、、
《 自営業者は甘んじて払い続けなければいけないのか? 》
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あくつFP事務所 代表 阿久津和宏