行政書士 阿久津和宏のブログ

補助金の相談で、いつも最初にやっていること

2025/12/19

補助金の相談を受けるとき、
僕がいきなり
「この補助金が使えます」
「この制度がいいです」
という話から入ることは、実はほとんどないです。



もちろん、補助金の話を全くしないわけじゃないですよ。
せっかく相談に来てくれた人に、
いきなり関係ない話ばかり聞くのもキモいですからね(笑)。


補助金の制度や条件の話は、ちゃんとします。
ただ、その前後で
先にしっかりやっておきたいのは、
やっぱり「話を聞くこと」なんです。


理由はシンプルで、
補助金はお金をもらうための制度でもありますが、
それ以上に、

「今の事業を一度立ち止まって、
ちゃんと整理するきっかけ」

として使える場面がとても多いからです。


事業の根っこが固まっていないと、
どうしても
成果の出にくい計画書になってしまうことが多くて、あと、やっぱり本当の問題(根本的な問題)がわかると解らないとでは、また変わってくるんですよね。

なので、僕は
こんなポイントを意識して聞いていきます。

・なぜ今の事業をやっているのか  
・これまで、何がうまくいって何がダメだったのか  
・今後、本当はどうしたいのか  
・逆に、絶対にやりたくないことは何か  



こういう話を時間をかけて整理していくと、
不思議なもので、
普段はあまり話さないような
「実はここが一番しんどくて…」
といった本音が出てくることが多いです。
 

事業計画を作る上では、
数字だけでなく、
こうした意思決定の背景を整理することが
実務的にはとても重要になります。



最近は、
この内容を後からAIで整理して、
言語化することもあります。
 

そうすると、
自分では気づかなかった
「本当の優先順位」が見えてきて、
次に何を考えるべきかが
かなりクリアになることもあります。
 

「申請が通るかどうか」だけを
気にされる方も多いですが、
実際には
その前の整理こそが、
実務家としては一番の価値だと感じています。



もし今、
・補助金を検討している  
・事業の方向性を一度整理したい  
・申請するかどうかも含めて相談したい  



そんな状態であれば、
気軽に相談してもらって大丈夫です。

売り込み前提の場ではありません。
まずは、話を整理するところからで
十分かもしれません。

詳細はこちらにまとめてあります

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プロフィール

行政書士・経営革新等認定支援機関(経済産業省認定)
阿久津和宏

大学卒業後、セブンイレブンジャパンに入社し、店舗経営相談員を10年行いました。あるお客様から、「セブンイレブン緑の基金のチラシに書いてある補助金のことを教えて欲しい」これが、僕の補助金との初めての出会いでした。

2013年手取りを増やす専門FPとして独立し、2015年頃、お客様から「補助金を申請したいので手伝ってもらえませんか?」という声をかけてもらったことをきっかけに、補助金申請や補助金獲得に向けた手続き、そもそもの売上UPや生産性向上など、あらゆる問題や課題を調査し、今、補助金支援や補助金を活用した手取りアップのサポートサービスに行き着くことができたんです。

これまでの支援実績、700社以上。昨年資金調達獲得額:約7億円。
補助金支援サービスを通して、補助金を受け取るだけでなく、会社の成長のたえの戦略や補助金を活用した手取りの最大化、御社のキャッシュフローや売上を安定させる環境が手に入ります。

補助金の支援は、事業計画・資金調達・書類整備と、事業において重要な要素ばかりが含まれていると考えています。私たちの支援があなたの事業をよりレベルアップするために、また、キャッシュフローを健全化するための助けになれたらとても嬉しいです。

<各種研修・講座・プログラム>
DX・AI活用コース、AIパートナーエージェント養成講座、
補助金パートナー養成プログラム、補助金顧問支援、ネット集客仕組み化プログラムなど運営中。 
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