行政書士 阿久津和宏のブログ

なぜ準備の話はいつも後回しにされるのか

2025/12/19

こんにちは、阿久津です。今日も最新情報をお届けします。

「あなたは予定に追いかけられています」

これは、あなたじゃなくて僕が言われたことです。昨夜Geminiで遊んでいたのですが、

「俺のスケジュールどう思う?」

「何が問題だと思う?」

「何が根本の原因だと思う?」

とか、、、、

それで出てきたのがこれなのですが、なぜそう見えるのか?というと、僕の場合、個別相談というアポイントが多分人より多いんだと思います。

これを見て、多くの人は大変そう、とか、それが何かの邪魔になったりしないのかとか、そんな風に思うかもしれませんが、

全く邪魔にならないです。なぜなら、生の意見を聞けるからです。昨日もミーティングでこんな話がありました。

相談者
「もう︎士の顧問契約いらないと思ってるんだけど、どう思いますか?」


「なぜですか?」

相談者
「何もやってないんですよ」


「具体的に何をやってくれていて、何をやってくれていないんですか?」

相談者
「やってくれているのは︎でしょ、︎でしょ、あとは、︎のアドバイスはまるでなしなんです」


「へー、そうなんですね。ちなみに︎とかは自分で?」
相談者
「いえ、多分やってもらえているとは思います」


「なるほどー。教えてくれてありがとうございます」

この手の質問は、僕に聞くべきことではないですが、ちゃんと聞くんです。なぜなら、興味があるからです。何に興味があるかというと、「お客さんがどう思っているか?」です。

これはAIは教えてくれないことなんですよね。なぜなら、AIは、ブログとか文献とか、論文とか、ある層の人の考え方とか、感情の傾向は集められても、個人個人の感情や考え方は、拾っているけど私たちの前に言語化して教えてくれないことが多いです。

つまり、表では語られないこと、を得られるので、これは実はお金には換算できないけどしたとしたら、かなりの宝の山です。

実は補助金にもそんな話は多くあります。ここから補助金の話

実は、補助金でもあまり表では語られない話をします。

それは、
補助金には「3つの段階」がある、という話です。

多くの人がイメージしているのは、
だいたいこの1つ目だけです。

────────────
① 申請の段階
────────────

・どの補助金が使えるか
・要件に当てはまるか
・計画書を作る
・審査に通るかどうか

いわゆる
「申請が通るか?」の世界ですね。

ここに意識が集中するのは、
ある意味当然だと思います。

でも、実務をやっていると、
実はここは“全体の一部”でしかありません。

────────────
② 実行・運用の段階
────────────

補助金は、
採択されたら終わりではありません。

・実際に何をやるのか
・いつ、どう進めるのか
・計画と現実がズレた時にどうするか

この段階で、
「思っていたより大変だな…」
となるケースは少なくありません。

事業計画が
机上の空論だと、
ここで一気に詰まります。

────────────
③ 事後・検証の段階
────────────

最後に来るのが、

・実績報告
・証憑の整理
・数字の説明
・計画との整合性

いわゆる
「後処理」の段階です。

実務的には、
この③まで含めて
初めて「補助金が完了した」
と言えます。

ここが甘いと、
後からかなりしんどくなります。

────────────

僕が補助金の相談で
制度や採択の話だけで終わら内容にしようと思っているのは、

この①②③が
すべてつながっているからです。

①だけを見て作った計画書は、
②や③でほぼ確実に無理が出てしまうことも多いです。


逆に言うと、
最初の段階で
事業の背景や意思決定を
きちんと整理しておくと、

・実行が楽になり
・途中で迷いにくくなり
・最後の報告もスムーズになります。


補助金は
「通すこと」がゴールではなく、
「ちゃんと使い切る(入金など)」まで含めて
一連のプロセスです。


もし今、
補助金を検討している、あるいは
過去に「思ったより大変だった」
と感じたことがあるなら、

この3段階を
一度、全体で捉え直してみてください。


それだけでも、
次の一手の考え方が
かなり変わると思います。

またこの続きは、
もう少し具体的な話で
書いていきますね。

PS

毎週の勉強会情報はこちら。興味があるものがあるかどうか?チェックしてみてくださいね。
https://kyousoukibankyoukai.com

プロフィール

行政書士・経営革新等認定支援機関(経済産業省認定)
阿久津和宏

大学卒業後、セブンイレブンジャパンに入社し、店舗経営相談員を10年行いました。あるお客様から、「セブンイレブン緑の基金のチラシに書いてある補助金のことを教えて欲しい」これが、僕の補助金との初めての出会いでした。

2013年手取りを増やす専門FPとして独立し、2015年頃、お客様から「補助金を申請したいので手伝ってもらえませんか?」という声をかけてもらったことをきっかけに、補助金申請や補助金獲得に向けた手続き、そもそもの売上UPや生産性向上など、あらゆる問題や課題を調査し、今、補助金支援や補助金を活用した手取りアップのサポートサービスに行き着くことができたんです。

これまでの支援実績、700社以上。昨年資金調達獲得額:約7億円。
補助金支援サービスを通して、補助金を受け取るだけでなく、会社の成長のたえの戦略や補助金を活用した手取りの最大化、御社のキャッシュフローや売上を安定させる環境が手に入ります。

補助金の支援は、事業計画・資金調達・書類整備と、事業において重要な要素ばかりが含まれていると考えています。私たちの支援があなたの事業をよりレベルアップするために、また、キャッシュフローを健全化するための助けになれたらとても嬉しいです。

<各種研修・講座・プログラム>
DX・AI活用コース、AIパートナーエージェント養成講座、
補助金パートナー養成プログラム、補助金顧問支援、ネット集客仕組み化プログラムなど運営中。 
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