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業種カテゴリ|風俗営業2号(低照度飲食)

バーの2号許可申請
必要書類15点と図面の書き方を、
行政書士が実務目線で解説します。

「薄暗いオーセンティックバーをやりたい。1号でも深夜酒類でもなく2号許可って聞いたが、どんな申請?」――2号許可は接待行為がなく、客室照度が10ルクス以下の飲食店向けの許可です。
1号許可と違って接待は禁止、深夜酒類届出と違って照度の規制があります。位置づけは「あえて暗い空間で静かに飲ませるバー」。
この記事では、2号許可で開業するバーの必要書類15点と、照度測定を含む図面の書き方を実務目線で解説します。

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こんな方のための記事です

  • オーセンティックバー・カクテルバー・ジャズバーを2号許可で開業したい方
  • 1号許可・深夜酒類届出と2号許可の違いを整理したい方
  • 店内を意図的に暗くして雰囲気を出したい方
  • 照度測定の方法と図面の書き方を知りたい方
  • 客室面積の基準と求積方法を確認したい方
  • 2号許可の必要書類を網羅的に把握したい方

2号許可とはどんな許可?1号・深夜酒類との違いを整理する

2号許可は風適法第2条第1項第2号の「低照度飲食店営業」の許可。条文上は『喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食をさせる営業(前号に該当する営業を除く)で、客の飲食する場所の照度を10ルクス以下として営むもの』と定義されます。

1号(接待飲食)との違いは接待行為の有無。1号は接待OK、2号は接待NG。2号で接待行為があれば無許可営業(風適法第49条違反)。深夜酒類届出との違いは照度規制。深夜酒類届出は照度自由、2号は10ルクス以下が要件。

実務上、2号許可を取るのは「あえて暗い空間で雰囲気を売る」バーです。BGMにジャズやクラシックを流し、薄暗いカウンター越しにマスターがカクテルを作るオーセンティックスタイル。深夜酒類届出だけで運営する明るいダイニングバーとは設計思想が異なります。

項目1号許可2号許可深夜酒類届出
接待行為禁止禁止
照度規制5ルクス超10ルクス以下なし
営業時間原則0時まで原則0時まで0時超え可
手数料24,000円24,000円9,600円程度

深夜営業+暗いバーをやりたい場合、2号許可と深夜酒類届出の併用はできません。営業時間か照度のどちらかを諦める判断になります。

バーの2号許可で必要な書類は何点?15点の全体像

2号許可の必要書類は1号許可とほぼ同じですが、『接待しない』前提のため営業の方法の記載項目が一部異なります。書類点数は個人申請で15点(本体2+本人5+場所3+構造2+使用権1+管理者2)。

1号許可との差は管理者書類営業の方法。2号は接待行為がない分、管理者の常駐義務はあるものの、選任要件は1号とほぼ同じ。営業の方法は『接待を行わない』『照度10ルクス以下を維持する』を明記します。

  • 本体書類2点:許可申請書(別記様式第1号)、営業の方法(別記様式第2号)
  • 本人書類5点:住民票、身分証明書、登記されていないことの証明書、誓約書、本人写真
  • 場所書類3点:営業所周囲略図、用途地域証明書、保護対象施設一覧表
  • 構造書類2点:平面図・求積図、音響照明設備配置図
  • 使用権書類1点:賃貸借契約書または建物登記事項証明書
  • 管理者書類2点:選任承諾書、住民票・身分証明書・写真等

都道府県警によっては『暗くする方法』を別途文書で求められるケースもあります。所轄警察署の事前相談で確認しておきます。

バーの2号許可で重要な照度測定はどう行う?10ルクス以下の維持方法

2号許可で最も重要なのが照度。客室照度を10ルクス以下に維持する必要があります。これは申請段階ではなく、営業中も継続的に守る義務です。

10ルクスの目安は『新聞を読むのに少し苦労する暗さ』。一般的なオフィスは300〜500ルクス、家庭リビングは150〜300ルクス。10ルクス以下は相当暗い水準で、間接照明・キャンドル風LED・スポット照明等を組み合わせて達成します。

測定方法は照度計で客席エリアの複数点(カウンター・ボックス席・通路)を測定。所轄警察署が現地確認時に持参して実測します。朝・昼・夜の自然光でも照度は変わるため、窓のあるバーは特に注意。日没前と日没後で照度が変わります。

音響照明設備配置図には、各照明の位置・種類・最大調光時の照度値を記載。LED調光・キャンドル風照明の最大調光ポジションも明記。客室照度が点状に偏らないよう、均等配置が望ましい設計です。

営業中に客から『暗すぎてメニューが読めない』とクレームが入っても、10ルクス以下の維持が許可条件。明るくしたいなら2号許可ではなく深夜酒類届出に切り替えます。

バーの2号許可で『接待しない運用』をどう守る?従業員教育のポイント

2号許可は接待行為禁止。営業中に接待認定されると無許可営業として摘発リスクがあります。従業員教育で『何が接待か』『何が接待でないか』を明確にする必要があります。

禁止行為(接待認定の典型):(1)客の隣に座って継続的に会話、(2)客の身体に触れる、(3)カラオケでデュエット、(4)客のテーブル席に同席。これらは2号許可では一切禁止。

許可される行為(接待ではない):(1)カウンター越しに注文を受ける、(2)カクテルの説明をする、(3)短時間の世間話、(4)BGMを流す。マスター・バーテンダーが客と短時間会話するのは接待ではありません。

判断に迷う行為:『常連客と長時間会話する』。これは継続性の判定で接待寄りになりやすい運用。常連客対応も短時間(数分)に切り上げ、長時間の会話は別の客対応や調理を挟むのが安全です。

バーの2号許可で開業するメリット・デメリットは?業態判断のチェック

2号許可で開業する判断基準を整理します。次のチェックで3つ以上『はい』なら2号許可が向いています。

2号許可のメリットは『暗い演出が可能』『接待業の堅苦しさがない』『料金表示義務はあるが料金トラブルが少ない』。デメリットは『深夜営業ができない(0時まで)』『接待ができないため客単価上限が制限される』『標準処理55日かかる』。

もし『深夜まで営業したいが照度は自由』なら深夜酒類届出、『接待で客単価を上げたい』なら1号許可。3つの選択肢から事業計画に合うものを選びます。

  • 意図的に薄暗い空間で雰囲気を出したい
  • 接待行為(同席・デュエット等)は不要
  • 営業時間は0時までで十分(深夜営業は不要)
  • ジャズ・クラシック等のBGMで静かに飲ませたい
  • オーセンティックスタイルの本格バーを目指したい
  • 客単価8,000〜15,000円の中〜高価格帯を狙いたい

業態判断は所轄警察署事前相談と行政書士相談で確定させると安全です。後から切替できないわけではありませんが、再申請の手間と費用が発生します。

よくあるご質問(バー2号許可申請)

バーは2号許可と深夜酒類届出のどちらがよい?

薄暗い演出が必要なら2号許可、明るくて深夜営業したいなら深夜酒類届出。両者は照度規制と営業時間が真逆です。

10ルクス以下の照度はどうやって測る?

照度計で客席エリア複数点を測定。所轄警察署も現地確認時に持参して実測します。LED調光・キャンドル風照明を組み合わせて10ルクス以下を維持します。

2号許可は接待してもいいですか?

禁止です。接待行為があれば無許可営業(風適法第49条違反)。客の隣に座って継続会話・カラオケのデュエット等は禁止行為です。

2号許可で深夜営業できますか?

原則0時までです。深夜営業したい場合は深夜酒類届出に切り替えるか、1号・2号と深夜酒類のうちひとつを選ぶことになります。

2号許可の必要書類は何点?

個人申請で15点。1号許可(17点)よりやや少ないですが、構成は本体・本人・場所・構造・使用権・管理者の6カテゴリで同じです。

2号許可の標準処理期間は?

55日(土日祝除く)。1号許可と同じです。書類完成から営業開始まで実質2〜3か月をみてください。

営業の方法(別記様式第2号)に何を書く?

『接待を行わない』『照度10ルクス以下を維持する』『料金体系』『従業員配置』等を明記します。1号許可と書き方が一部異なるため、行政書士に作成支援を依頼するのが安全です。

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