業種カテゴリ|性風俗関連特殊営業
デリバリーヘルスの
HP規制・広告規制を、
行政書士が実務目線で解説します。
デリバリーヘルス(無店舗型性風俗特殊営業)のHP・広告には、表現・年齢確認・店舗情報・客引きに関する厳しい規制があります。
違反すれば指導・営業停止処分のリスク。年々規制が強化されており、HP制作段階での法令確認が必須です。
この記事では、HP規制と広告規制の各項目・違反リスク・適法HP運営のポイントを実務目線で解説します。
こんな方のための記事です
- デリバリーヘルスのHPを新規制作中の方
- 現在のHPが規制に対応しているか確認したい方
- 広告掲載媒体(雑誌・WEB等)の選定で迷っている方
- HP制作業者から提案されたデザインの適法性を確認したい方
- 客引き行為禁止のルールを把握したい方
- 従業員教育としてHP・広告ルールを共有したい方
HP・広告で禁止される表現は?
性風俗関連特殊営業のHP・広告で禁止される表現は風適法と各都道府県条例で定められています。代表的な禁止項目:
未成年者連想は最も厳しく取り締まられる項目。『学生』『JK』『高校生』『制服』等の文言・画像は完全に禁止。年齢明示(『18歳以上』等)も推奨されません。
性的行為描写はHP上で禁止。画像・動画・文言で性的行為を直接描写すると風適法違反として指導対象です。
- 未成年者を連想させる表現(『学生』『JK』『18歳未満』等)
- 性器・性的行為を直接描写する画像・文言
- 強制・脅迫・暴行を連想させる表現
- 違法薬物を連想させる表現
- 客引き・勧誘を行う旨の表現
- 他店誹謗中傷の表現
- 公序良俗に反する表現全般
年齢確認と店舗情報表示の必須項目
HP上で必須の表示項目:
年齢認証ページ:HPトップページにアクセスした客が、18歳以上であることを確認するクッションページ。『私は18歳以上です』ボタンで本サイトに進む構成が一般的。
届出番号:所轄警察署から交付された届出番号を必ず表示。表示がないと無届出運営と判定されるリスクがあります。
- 年齢認証ページ(18歳未満アクセス禁止のクッション)
- 事務所所在地
- 店舗代表者名
- 風適法届出の届出番号
- 営業時間
- 料金体系
- サービス内容(性的サービスの直接描写なし)
- 問い合わせ連絡先
客引き・勧誘の禁止ルール
客引き行為は風適法と各都道府県条例で厳しく禁止されています。HPだけでなく路上・SNS・電話勧誘も対象。
禁止される客引き:(1)路上で通行人に声をかけて勧誘、(2)SNSダイレクトメッセージで未知の相手に勧誘、(3)電話・FAX・メールでの一方的勧誘、(4)ポスティング(一部地域)。
許される広報:(1)自社HPでのサービス紹介、(2)風俗専門雑誌・サイトへの広告掲載、(3)SNSでの情報発信(フォロワー・既存客向け)、(4)既存客への会員制メール配信。
境界線は『客側からの主体的アクセス』vs『店舗側からの一方的働きかけ』。前者なら適法、後者なら違法です。
近年はSNSダイレクトメッセージでの勧誘も摘発対象。HPと広告だけに留め、SNSの個別勧誘は禁止運用が安全です。
広告掲載媒体の選定と注意点
デリバリーヘルスの広告掲載媒体は限定的:
(1)風俗専門雑誌・WEBサイト:合法的に広告掲載可能な媒体。掲載基準が雑誌側で設定されており、規制違反の表現はあらかじめ排除されます。
(2)自社HP:完全自社管理で表現を制御。年齢認証ページ・届出番号表示等の必須項目を整備。
(3)SNS:ツイッター・インスタ等での情報発信。ただし性的描写NGのプラットフォームルールに従う必要があります。
禁止媒体:(1)一般雑誌・新聞、(2)テレビ・ラジオ、(3)路上看板、(4)ポスティング(一部地域で許可される場合あり)。
広告掲載前には媒体側の掲載基準と風適法・条例の両方をチェック。違反表現が混入していないか二重確認します。
違反時の対応と再発防止
HP・広告規制違反が発覚すると、所轄警察署から指導書・警告書が交付されます。
対応:(1)違反表現の即時削除、(2)改善報告書の提出(修正前後のスクリーンショット添付)、(3)再発防止策の整備。
再発防止策:(1)HP・広告制作時のチェックリスト整備、(2)制作前に行政書士・弁護士のリーガルチェック、(3)SNS運営の社内ルール明文化、(4)定期的なHP表示項目の確認(届出番号等)。
繰り返しの違反は営業停止処分のリスク。1回目の指摘で完全に再発防止できる体制を作るのが鉄則です。
HP・広告のルールを守ることは長期営業の基盤。当事務所では制作段階からのリーガルチェックも対応可能です。
よくあるご質問(デリバリーヘルスのHP・広告規制)
HPで禁止される表現は?
未成年者連想(学生・JK等)、性器・性的行為の直接描写、強制・脅迫の表現、違法薬物連想、客引き表現等。違反すれば指導対象になります。
HPに必ず表示すべき項目は?
年齢認証ページ・事務所所在地・代表者名・届出番号・営業時間・料金・問い合わせ先等。届出番号は無届出運営判定を避けるため必須です。
SNSで勧誘してもいい?
個別ダイレクトメッセージでの一方的勧誘は禁止。フォロワー向けの情報発信は許される範囲ですが、性的描写はプラットフォーム規約違反になります。
路上での客引きは?
風適法・条例で厳しく禁止。摘発リスクが高い違反項目です。
広告掲載できる媒体は?
風俗専門雑誌・専門WEBサイト・自社HP・SNS(性的描写なし)が中心。一般雑誌・新聞・テレビ・ラジオ・路上看板は禁止です。
年齢認証ページは法律で義務?
風適法上の明確な義務ではありませんが、業界標準として実装されています。未実装だと未成年者アクセス対応の不備として指摘リスクがあります。
違反した場合の対応は?
違反表現の即時削除・改善報告書提出・再発防止策の整備。繰り返しの違反は営業停止処分のリスクがあります。
